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日本の「食」と「零細企業」は外国人労働者が支えている 「犯罪抑制か、零細企業の存続か」トレードオフの現実

2025.09.12

「中小企業の数を減らすことが、日本全体の生産性向上につながる」と以前から主張しているデービッド・アトキンソン氏による東洋経済オンラインの記事です。日本の「食」産業や零細企業が外国人労働者によって支えられている現状を、統計と制度の両面から丁寧に描き出しています。特に、技能実習や特定技能などの在留資格を持つ若年層の外国人が、飲食業や食料品製造業などの人手不足業種に集中している点は、人口減少と若年層の労働力不足という構造的課題を浮き彫りにしています。

一方で、治安悪化への懸念も示され、若年男性層の犯罪率が高い傾向にあることから、外国人労働者の受け入れ拡大には慎重な議論が必要とされています。この点は、感情的な排除論ではなく、統計的リスク管理として捉えるべきでしょう。

記事が提示する「犯罪抑制か、零細企業の存続か」というトレードオフは、単純な二項対立ではなく、制度設計や地域社会の受け入れ体制、教育・共生施策によって緩和可能な課題でもあります。外国人労働者の存在が零細企業の「延命措置」となっている現実を踏まえれば、持続可能な地域経済のためには、より包括的な政策議論が求められると感じました。

https://toyokeizai.net/articles/-/903053?display=b